【東南アジア旅Day51:シンガポール→バンダルセリベガワン】断食明けのイスラム世界を見たくて8か国目ブルネイへ

7月5日(火)

またシンガポールは1泊のみで、すぐにブルネイに出発します。

最初はシンガポールに戻らず一筆書きになるようにハノイまで陸路で行った後にセブ島とブルネイに行く行程を考えたのですが、なかなか良いルートがなくて。

  • ブルネイにはハリラヤ(断食明け)の7/6前後には到着したい 
  • そもそもバンダルセリベガワンへの直行便を出してるエアラインが少ない。セブ島とバンダルセリベガワンへの直行便はなし。
  • 60日間で旅を完結させたいけど、最後の数日間はシンガポールに滞在して〆たい

となると、6/29にハノイ滞在を終えて60日目の7/14に旅を完結させるために一番効率が良いのはシンガポールを起点にセブ島とバンダルセリベガワンはそれぞれ直行便で往復することだってことになりました。

ハノイからさらに陸路で香港を目指してそこからセブにアプローチするなんてもの面白そうだったですけどね。

この日のフライトは12:10。 ローカルな朝ごはんを食べる余裕があったので、メイプルロッジをチェックアウトしたらチャイナタウンコンプレックスへ行きました。

いくつかある有名なお粥ストールの中から、ここへ。

初めて利用するお店でした。 豚に魚に鶏にイカ、さらにそれぞれの部位でいろんな種類がありますが、私が結構好きな中華風刺身(よくお粥と一緒に食べられる)は少し前にホーカーでの淡水魚の刺身の提供が禁止された影響でメニューにxがついてました。

私は豚のミートボールのお粥!

塩味の肉団子がゴロゴロ入っていて、優しいお粥かつ食べごたえのある1杯でした!
あーウマかった。

スーツケースを空港に預けていたので、移動もラクラク。
MRTでチャンギ空港T2に戻り、スーツケースを引き取ったらそのままチェックイン。

いっつもほしくなってしまう、OSIMのフットマッサージャーでリラックスタイム。

それから、しばらくお別れのビールを飲みました。

ブルネイはイスラム教の国なのでお酒に関する法律は厳しいのです。

国内ではアルコール類の販売はしておらず、公共の場でお酒を飲むことも禁じられています。

非イスラム教徒は申告することで決められた量のアルコールを国内に持ち込んで自宅やホテルの部屋でお酒を飲むことは許されていますが、今回はハリラヤが目当ての渡航でハリラヤの行事にも参加する予定なのでブルネイではムスリムと同じように振る舞おう!と。 (ケバヤも買ったしね!)

さらに!

2014年に『シャリア刑法』が施行され、ムスリムの習慣や法律を外国人や非ムスリムも守る必要があります。

この日7/5はラマダン(断食)の最終日。 私も日没までは公共の場での飲食はできません!水も飲めないよ( ;∀;)
シンガポールでラマダン期に滞在したことはあっても、非ムスリムは日中の飲食の制限はないので・・・半日とはいえラマダン体験にドキドキです。 日中の街はどんな感じなんだろ? ついつい無意識に水飲んでお縄になったらどうしよ!?

ブルネイでのシャリア刑法の概要は在ブルネイ日本国大使館のHPにございます!→ 

では、いよいよゲートへ!

あ、今回はロイヤルブルネイ航空を直予約で取りました。
SQのSIN-BSBは本数が少なく、ちょうどいい日程で組めなかった。

ハッ( ゚д゚ )

ロイヤルブルネイ航空、アルコールのサーブがないのは知っていたけどもしかして今日は機内食のサーブもないんじゃなかろうか!!??

お粥で日没まで持つかなぁ・・・(´・ω・`)

あら、機内はガラガラですよ。

しかもなんかのSPみたいな黒いスーツに身を包んだ屈強な男たちの集団が前方の席をガッチリ固めてて、私が座っている後方にも点在してる。 こえー。

心配してた機内食サービスは、ありました!(笑)

自分は夜まで食べられないのにサーブするCAさんも大変だな・・・。

こちらが機内食♪

ビーフレンダンですね。
デザートのケーキも美味しかった!

バンダルセリベガワン上空です。

ニューモスクが上空から確認できました!

バンダルセリベガワン空港に到着です。
10年ぶりのBSB空港はかなり綺麗になってた。 まずは私の生命線、SIMをゲットしなければ。事前にDSTという会社が空港にあるというのでそこのブースに行ってみたけど、「4日間だったらあっちの方が安いよ」とProgresifのブースを案内されました。(^^;;)

こちらで$10のプリペイドSIMをゲット。

空港のお隣にはモスクがありました。濃青と白が映えますね。

空港からはバスに乗ってみました。市内中心部のバスターミナルまで$1。
バスのサイズ的にはちょっとスーツケースを持って乗り込むのをためらう感じですが、空いていたので良かった。

バスターミナルに到着。

バンダルセリベガワンでの宿泊は、10年前に来た時からとっても興味があった水上集落です。

Airbnbを見てたら、水上集落で泊まれるところを発見! いったいどんなとこなんでしょうか~~。
数日前にウェブから予約をしたところ、オーナーさんは私の到着日は留守とのこと。でも、鍵の隠し場所を教えてくれて、留守中だけど入っても良いですよと言って下さいました(^^)
バンダバーグでAirbnbした時もオーナーさん留守だったな…。 

水上集落のお家のオーナーKemから教えてもらった通り、ウォータータクシーを使って教えられた番地のお家へ渡りました!

すごい! 川の上に建つお家です。

こちらはAirbnb受け入れ専用のお家(と言ってもKemもこちらにいますが)みたいです。
可愛らしい外観にテンション上がる!

扉の前で「鍵の開け方は・・・」とゴソゴソやってると内側からガチャっとドアが開いてオジサンが出てきた。
どうやら同じようにここに泊まっているマレーシアのサワラクから来た人のようです。彼はLianという名前で、話を聞いてみると何度もブルネイには来ていてKemとのお付き合いも長いみたい。

Lianがお茶を入れてくれて一休み。

バルコニーもとっても可愛らしい。

お部屋は3つのベッドが置いてあるシェアルームでした。このお部屋は女性用のようで、私が着いた時には他に泊まっている人はいませんでしたが「2人連れの子達が入るのでこのベッドは空けておいてね」というメモ書きが置いてありました。

3人で使うとなるとちょっと狭いかも知れないなぁ。

さて、ラマダンの街中はどうなっているのか興味があるので早速またブルネイ川を渡って街に行ってみることにしました。

普通に人々は行きかっているけど、様子が違うのは・・・

飲食店が軒並みクローズ中。

バーガーキングもがらーん。

見なかったけど、空港の支店は昼も営業してたんですね。

こちらは、王様のお誕生日を祝う看板。 こういうのが街のあちこちに出ていました。

前回10年前に来た時も7月で、王様の還暦を祝う看板がいっぱいありましたが、あれから10年王様は70歳になられるとのこと。10年前見た時に「王様カッコイイ!!!」と思ったのですが、変わらずダンディなお姿です。

こちらはスルタン・オマール・アリ・サイフディーン・モスク(通称オールドモスク) 

ラマダン中は、非ムスリムは入場できないとのこと。残念!

その近くにはヤヤサン・ショッピングモール。

そろそろ夕暮れが近づいて来て、おなかも空いてきました。

前回来た時はナイトマーケットで食事をしたので今回もと思ったのですが、インターネットで調べても全然情報が出てこない。
記憶を頼りにマーケットが出ていたところに行ってみると・・・

なんか規模が小さくなってる。

後でKemに聞いたところによると、以前ここにあったマーケットが郊外に場所を移したそう。今も少し残っているけどその数はかなり減ったようです。そしてこの時間帯はまだ日没前なので、開いているお店も持ち帰りだけ!

日没までここで時間つぶせないし、買って持って帰るのもなぁ・・・。ってことで見るだけでまた来た道を戻っていきました。

日没が近づいたときにさっきのオールドモスクの前を再び通ったら、神秘的な夕日が見れた!

まだ日は沈んでないですが、レストランを覗くとすでに人が入っている模様。 

$11でディナービュッフェをやっているみたいなのでここに決めた!

メニューを持って来た時に「ビュッフェで!」とスタッフのお姉さんに言うとちょっと他の人に確認をしてから「Ok」と言われたので、もしかしたら基本的には日没までご飯を我慢してるムスリム用なのかも?

まだ日没前。お皿に盛るのはOKみたいですが、食べないまま日没を待っています。

日没を知らせるドーンという太鼓のような音が鳴るとみんな一斉に食べ始めます!

ビーフレンダンやカレー、フライドチキンなどなど。
美味しかった!

オールドモスクの前を通ると軍隊が。

なんだなんだ?と思って見ていると・・・

あまりの迫力にビビッて最初の2発くらい手がブレてます(笑)

また水上タクシーに乗って水上集落のロッジに戻ると、Kemはまだ帰っていないようでした。
お部屋も今日は一人で使えそうなのでゆっくりして寝ました。

明日からのハリラヤ、どんな感じなんだろ!?

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