ルアンパバーンからビエンチャンへの移動はいわゆるVIPバスと呼ばれる大型バスでの移動を選びました。
今回は予約方法や乗車してみての感想をご紹介したいと思います♪
旅のルート
スローボートでラオスのルアンパバーンに到着し、次はカンボジアへ舵を取りたいアタクシ…。どう動くのが一番良いか考えて、一度ビエンチャンへ出てからバンコクへ戻り直通バスでシェムリアップへ行くことにしました。
バンコクからシェムリのバスはバンコク到着時点で取ったし、それに繋げるラオスータイ国境のノンカーイからバンコクへ行く鉄道もチェンマイで押さえていたので、後はビエンチャンに出て列車の日付に合わせてノンカーイに移動すればよし!
という訳で、まずはルアンパバーンからビエンチャンへの移動を確保しよう♪
バスの手配方法と料金
ルアンパバーンは3泊で日程的に余裕があり、その先はルアンパバーン入りする前に手配する必要はないだろうと現地に入ってからチケットを取りました。
メイン通りの「サッカリンロード」に点在する現地旅行代理店にて 160,000キップ(約2160円)。
どこの店が良いかは特に下調べしてなく、ブラブラしている間に見た店頭のバス料金表の詳細を聞きに入店してそのまま予約したので、お店の名前などなどわかりません…。
ただ、ここら辺には近い間隔でエージェントが並んでいるので、もっと安い値段とか都合のいい日程を求めて数軒聞き比べてみてもいいと思います。
昼バスか夜行バスか?
ルアンパバーンから、ビエンチャンまでバスで約10時間。
長ぇ!!!!
よくわからん土地では日系が一番頼りになるだろと思ってHISルアンパバーン店さんに聞いてみたのですが、残念ながらバスの手配はしていないとのこと。(´;ω;`)
しかし「昼間のバスか夜行どっちがいいんですかねぇ」との問いには、「夜行はキケンなので昼間の方がいいですよ」と言われました。
プランニング中に見たあちこちのブログにもありましたが、山間を行くこの路線、夜間に「山賊」が出てバスを襲うことがあるとか…。
まあそれは結構レアなケースだったとしても、この路線の夜行は座席の配置が2段ベッドもしくは「ひとつのベッドを2人でシェア」なんてことがあるみたいでΣ(・□・;、その車両の運用は当日になってみないとわからないなんて話…。
夜行、却下!
まぁそれでも夜行のメリットは移動の交通費と1泊分の宿泊費を一括にできるということがあるので、気にならない人やネタとして持っておきたい人はいいと思います!
ワシはネタよりも快適さを求めるオバチャンなので、1日潰れても昼の便で行きます…。
乗車記録
当日の主な流れと共に、思ったことなど。
7:00 ホテルにトゥクトゥクのお迎え→10分位でバスターミナルへ
(この辺は滞在ホテルによって時間配分が変わると思います)
バスターミナル到着後、チケットカウンターで予約票と引き換えにミールクーポン付バスチケットを手に入れる
時期に寄るのかも知れませんが、すごく混んでいるということはなくすぐに手続きできました。
ヒルメシが付いているので持ち込みの食べ物についてはそんなに気にすることはないと思いますが、天秤かついでる売り子さんや敷地内にある売店で事前に食べ物を買うこともできます。
8:00 出発
乗車は割と早くから出来たと思います。座席は一応決まっているので、チケットと照らし合わせて席へ。
ただ、(私が乗車した便に関しては)空席が多くあちこち好きな席へ動いても良さそうでした。
私がアサインされたのは1列目の窓際! 前も横も窓からの景色を楽しめる良席。
しかし、既に人がいた…。ラオス人っぽいお兄ちゃん。名物の川海苔をいっぱい持っていたのでビエンチャンが田舎で里帰りかな?
「ここ私の席ですよ」というとすぐにどいてくれたのだけど、彼はビエンチャンまで隣の席にいました。席いっぱい空いてるのだから移動してくれればいいのに…。
しばらく山間の道をくねくねと進む。
信号も案内標識もなく、カーブに差し掛かると対向車への注意でクラクションを鳴らすらしい。バスは山道で常にファンファーンと鳴らしながら進んでいきます。
道がガタガタですごくしんどいという話もありましたが、私は縦揺れは全くと言っていいほど感じませんでした。ただ、ずーーーっとカーブが続くので横揺れはありました。酔い止めは必須です。
昼過ぎ頃 ランチ&トイレ休憩
スイマセン、車内にトイレがついていたのか定かでないです。さすがに10時間乗るバスならついていたとは思うのですが、私は行きたくならなかったので気にしてませんでした。
(もし車内にあっても出来る限り利用したくないので、出発前と道中の水分補給は割と最小限にしてしまう)
ドライブイン的な食堂で、ミールクーポンを使って昼食とトイレを済ます。
昼食はごくシンプルなラオ麺。
まぁ普通にウマい。
私はいつもライスヌードルより小麦粉の麺が好きなんだけど、ラオスはデフォルトでライスヌードルのところが多くそれが予想外に美味しかった。
そしてトイレも、写真はないけど掘立小屋みたいな感じ。
下の写真は車内から撮った道端の有料トイレだけど、これよりも数ランク綺麗。やはりザバーっと手桶で水を流すので便器や床を誤って汚してしまっても洗い流せるから見た目のローカル度合いの割には下手な日本の公園のトイレとかよりも清潔で安心して使える。
18:00頃 ビエンチャンバスターミナル到着
歩く人も見かけない山道から、畑や牛のいる風景が広がり、お店が並ぶのが見えてくるとビエンチャンが近づいてくる。
「ターミナル、だと…?!」
ルアンパバーンよりもさらにサビサビのバスターミナルに到着です。
ちなみにビエンチャンにもターミナルがいくつかありこちらは特に寂れたところだった模様。
市内中心部からは離れているので、「シティの人こっち~」の声に従いトゥクトゥクに乗ります。
お値段20000キップ也。
後はドライバーに宿泊ホテルを告げると、そこまで送り届けてもらえます。
お疲れさまでした~。
絶景続きだったルアンパバーン-ビエンチャン
東南アジア一人旅を振り返る時に、「この車窓は良かったなぁ~」と振り返るのがタイ国鉄のハジャイ-バンコク、フェイサーイからルアンパバーンへのスローボートと並んでこのルアンパバーンからビエンチャンへのバスなんです。
ただの山道だけど、普段山の方へ行く機会がなく珍しい風景だったし、私が日本国内でバスや車で旅行する時に見た山間の風景よりももっと開けているというか遠くの山も見渡せる気がしました。
移動中というより登山をして頂上から眺める景色に似ているんですよね。 トンネルがないから??わからないけど、とにかく今まで見て来た山の景色と違うと感じたのです。
その間に、遠くにポツンと山小屋を見つけたり、集落があって人々の生活を感じたり、そういうのがとても新鮮に感じられました。
ずっと写真を撮っていたのですが、何しろ窓が汚いんです。 一眼レフでは手前の窓の汚れにピントが合ってしまうし、ウェアラブルカメラ系もレンズにカーブがかかっているせいで窓の外を撮りたくても手前が画角に入ってくる。
結局、平面レンズのスマホをピタッと窓に這わせて撮るのが一番良いです。もしこの風景を写真に撮りたければ、ご参考までに!
動画もドウゾ。
ルアンパバーンからビエンチャンのVIPバスまとめ
- 山賊及び見知らぬ旅行者とのベッドシェアを避けたければ昼のVIPバスを使うべし
- サッカリンロードの旅行代理店を回って自分のニーズに合うものを選ぼう
- 山道のボコボコは舗装された!? しかしカーブ対策に酔い止めは必須
- 登山をしたような絶景に出会える!が、汚いバス窓を挟んでの撮影は難しい
10時間は長いですが、絶景のおかげで良い思い出になりました。
ご参考になれば幸いです。
ラーコーン!