インドネシア【ジャワ島鉄道横断】バニュワンギからジャカルタ 準備編

バリ島からフェリーでジャワ島に渡り、復路の飛行機の出発地ジャカルタまでを鉄道で移動しました。
ルートの組み方や料金から、各列車の乗車記録をシリーズでご紹介します!
第1回はルートの組み方や各列車に共通する基本情報など。

ルートと時刻表

東西に長いジャワ島各地を結んでいるジャワ島鉄道。
ざっくりとした路線図は以下のようになっています。

実はジャワ島を鉄道で横断するのは今回で2回目。
初回は2017年にジャカルタ→バニュワンギと移動し、フェリーでバリ島に渡ったのですがその話はまたいずれ記事をUPしたいと思います。

今回(2018年6月)は逆ルートの、バリ島からフェリーで上陸後バニュワンギ→ジャカルタを移動しました。

上の図は実際に移動したルートを日ごと色付けをして示しています。

1日目
バニュワンギ 9:00 – スラバヤ 15:17 Mutiara Timur Siang
スラバヤ 17:00 – ソロバラパン(スラカルタ)20:53 Bima

2日目
ソロバラパン(スラカルタ)20:32 – バンドン 翌5:04 Turangga

4日目
バンドン 11:35 – ガンビル(ジャカルタ)14:57 Argo Parahyangan

というのが乗った列車です。

「レバラン」には要注意

レバランとはインドネシアの断食明けの休暇のこと。
この時期はムスリムが大半を占めるジャワ島内は休暇で田舎に帰る人で大移動があります。日本で言うお盆みたいなものかな。

これをナメたらあきまへん!
本当はスラカルタから北側ルートで一気にジャカルタに行く予定だったのですが、列車のチケット発売日でも取ることができませんでした。なので1日追加してバンドンを経由して南側ルートでジャカルタまで行くことにしたのです。

切符の手配

インドネシアの鉄道切符の取り方なのですが、ちょっとトリッキーです。

公式サイトはちょっとわかりにくい。(英語サイトがない??)

Ticket.comというサイトは英語表示され、そのままオンライン予約ができるのですが…日本のクレジットカードは弾かれることが多いです。

あくまで私の体験ですが、まず1日目の移動チケットを取ろうとしてに弾かれた際に右下に出て来るチャットヘルプみたいなところで「日本のカードが使えない」と訴えたところすぐに対応してくれてまず1日目は取れたのです。

しかしまた翌日次のチケットを取る際にはエラー…。この時もチャットヘルプで報告したのですが、今度はカード側の問題とのことでチャットでは解決しませんでした。
3区間取るのにいちいち毎回エラーが出てしまってはたまらんと思い、結局ジャカルタにある旅行代理店「J NET TRAVEL」さんにお願いすることにしました。 こちらは初めてインドネシアの鉄道に乗った2017年にもお願いしたのですが、対応も素早く支払は日本の口座振り込みが可能なのがありがたい。
今回も最初からJNETさんに頼めよって話なんですが、Ticket.com試してみたかったんです。Ticket.comも、もう少し粘ってカード会社に連絡したりしてたら取れたかもしれないですが、レバランでどんどん満席になっていく状況だったので今回もプロに任せることにしました。

ちなみにJ NET TRAVELさんのウェブサイトには「鉄道切符の手配」は掲げておりません。 前回の切符を手配する際にジャカルタの日系旅行代理店に片っ端から手配をしてくれるか問い合わせを入れて、やってくれると返答を頂いたのがこちらでした。今後状況が変わる場合もあるかも知れませんので、一度メールで手配可能かを問い合わせされるのが良いと思います。

座席の選び方

座席はエコノミー、ビジネス、エグゼクティブとありますが、女子一人旅ならばエグゼクティブ(Eksekutif)を選ぶのが良いです。 

エグゼクティブは日本の特急指定席レベルと考えて良いと思います。
清潔で座席もゆったりしておりスーツケースも中型くらいまでなら棚上に上げられます。

各席にテーブルとコンセントがあります。
コンセントは2口あるので、お隣と取り合うこともありません。

ちなみに夜行列車も結構走っていますが、寝台はありません
リクライニングシートで寝ることになります。
列車内は電気は付いたままなので、気になる方はアイマスクを持参で。(ただし、手回り品はぴったりと身体に付いた状態で寝ましょう)小さな枕とブランケットは配布されますが、首がぐらぐらしないようにピローネック等もあると良いですね。
飛行機で寝るのと同じ準備で良いかも知れないです。

乗車時の基本情報

チェックイン

列車を予約するとバウチャーが発行されますが、これでは列車には乗れません。

出発時刻の1週間~1時間前までに出発駅のチェックイン機にバウチャー券面のバーコードをかざし、乗車券を発行します。
これがちょっと注意が必要で、出発駅に1時間前には到着していないといけないので余裕を持って駅に向かって下さい。タクシーが渋滞にはまると予想外に時間がかかることもあるのでお気をつけて。また、乗り継ぎの場合もチェックインは必要なので遅れることも考慮して乗り継ぎの予定を組んだ方が良いです。

駅ポーター

駅にはビブを付けたポーターがいますので、荷物が重い場合や初めてインドネシアの鉄道を利用する場合は勝手がわからないと思うので是非利用しましょう。

駅に入ると声をかけて来るかと思うので、ちゃんとビブをつけている公式のポーターであることを確認してから荷物を渡すこと。
改札外で待機→出発30分前くらいに改札開始→改札内待機→乗車 という流れになるのですが、乗車して席まで荷物を持って行ってくれます。
乗車車両や席を迷うこともないのでおススメ。

料金は20000ルピア(約157円)くらいと考えておいてください。 スラカルタでは10000ルピアでしたが、バンドンとジャカルタでは20000ルピアでした。

改札

改札は列車の出発30分前位からできます。
チケットに加えてID(パスポート)が必要になるので手元に用意しておくのを忘れずに。

車内での飲酒について

これがどこにも情報がなくてチケット購入時の注意などや駅内注意を見てもみつからなかったのですが、ま~グレーと言うかおおっぴらにはできないと考えてください。
ジャワ島の人々のほとんどがムスリムで当然のように駅内コンビニにもお酒は売っていません。

インドネシアの美しい田園風景を見ながら呑み鉄、には憧れますがお隣には高確率でムスリムの方が座るでしょうしやめといた方が無難です。

ノンアルコールビンタンは売店にありました

持ちこんでみて良かったもの

先ほど夜行列車の場合は、アイマスク、ネックピローがあるといいと書きましたが、昼でも夜でも持って行って重宝したのが

ナンバー錠+太めのチェーン

まず駅内で待機している時に、ポーターを頼んだとしても「ここで待っていて」と言って彼らはしばらくどこか行ってしまうことが多いです。
でもこちらも飲み物やらお菓子を買いに行ったりトイレに行ったりしたいので、ベンチにチェーンでスーツケースを括り付けて離れる。

もちろんポーターを使わない時なんかはますます必要になりますね。

それと車内に入ってからも、棚上に荷物が乗らなかった場合に車両の最後部座席の後ろなどドア付近の空きスペースにスーツケースを置いておく時にどこかつなげてロックしておくと安心です。

日本のお菓子や小物

インドネシア人って人懐こく話しかけて来る人が多いです。
なので人見知りな私が一人旅しても結構現地の人と話します。楽しくおしゃべりして降車駅でお別れする時なんかに日本の物をちょっと差し出すと喜ばれますよ。個包装になっている大袋のお菓子をいくつかでもいいですが、アルコール由来の成分やショートニング、ゼラチン等ムスリムの方が食べられないものは避けましょう
ちょっと考えるのが面倒だったら、綺麗な柄の和紙で作った折鶴をポーチに忍ばせといてそれを渡してもいいですよね。

 

インドネシアの鉄道に乗るならお早めに…?

ベトナム南北統一鉄道やタイ国鉄に比べると東南アジア!ローカル!な雰囲気ではないけど、それゆえ女子1人旅でも安心して乗れるのがジャワ島鉄道。

しかし今、ジャカルタ-スラバヤ間の高速化計画が進められており今後どうなっていくか注目されるところです。
高速化されたらそれはそれで便利でしょうし乗り心地は快適になるでしょうけども、ちょっと味気ないもの。マレー鉄道の特急とか、味気なさ過ぎてほぼ縦断するくらいの距離乗ったのに特集記事まだ書いてないもんね(^^;

今のジャワ島鉄道くらいのちょうど良さ、是非高速化される前に乗って頂きたいし私ももう一度横断できたらしたいな~なんて考えております。

ジャワ島鉄道の各路線の乗車記録をまだまだ今後UPしていきますので、お楽しみに~。

ジャワ島鉄道乗車した日の旅日記

【バリ島+ジャワ島横断2018】Day11: ジャワ島鉄道で横断第1弾!バニュワンギからスラカルタへ

【バリ島+ジャワ島横断2018】Day12: スラカルタ観光は1日勝負!博物館に市場にグルメを早回り

【バリ島+ジャワ島横断2018】Day14: ジャワ島鉄道横断ゴール!バンドンからジャカルタ、そしてシンガポールへ

 

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