2020年4月初頭現在、ニューヨークの新型コロナウイルス感染者数とその犠牲者数は米国内でも群を抜いたものとなってます。
「今の東京は2~3週間前のニューヨーク」と言われていますが、私は4週間ちょっと前にあたる3/4~3/9に仕事でニューヨークに滞在していました。 初めてのニューヨークでコロナ以前との比較もできず、滞在中の行動範囲も限られていて多くを見てきたわけではないので読んでくださる方のお役に立てるかはわかりませんが、自分の記録もかねて街はどんな状況だったのか、滞在中どうしていたのかをここに書き留めておこうと思います。
出発前の状況
日本を出発したのは3/4朝。
この時期は新型コロナウイルスによる感染症は「中国で発生している病気」という認識から「東アジアで流行しているもの」と世界の認識が変わってきた頃だったと思います。
心配していたのは、出発数日前にトランプ大統領が「日本を含めた感染国に対しての入国拒否を検討する」と発言したので、無事に米国に入国できるかどうかが一番懸念していたことでした。
「感染するかもしれない」怖さみたいなのはどちらかと言うと日本国内の空港や飛行機内の方がメインで、「アメリカに着いてしまえば日本にいるよりはマシかな」みたいに思ってましたね。(今思うと甘い考えです)
アメリカ入国時
実際飛行機はかなり空いていて、私と私の席の前後とも2席並びに1人だけ座っているような状況でした。見た目の乗機率(っていうのかな)は50~60%ってとこ。 なので、マスクは食事以外ではしていたけど気持ち的には「やばいかも」みたいなのはなくリラックスできました。
心配だった入国審査では、検温的なことも(私が気付く範囲では)なく、「アメリカには何度来た?」「一番最近の滞在は?」といったごく普通の質問だけですぐに通してもらえました。
税関も、「ANAで到着?食べ物は持っているか?」と同じ便で到着していた乗客の列に流れるように聞いて通されて心配してた割にとてもあっさりと入国できました。
滞在中のニューヨークの様子
何しろ初めてのニューヨークだったので「以前と比べて」っていうのができないけど、イメージしていたのと変わらないエネルギッシュな街という印象。
オシャレな人が歩いていて、夜中まで人が溢れている「眠らない街」でした。仕事していた現場にしろお買い物したお店も活気に満ちてました。
レストランもこの時通常営業だったので、ごくごく普通に食事をしていて人気店は予約でいっぱいという自粛ムードはかけらもないっていう印象でした。
もちろんTVのニュース等はコロナウイルスの話題になっているのですが、街を歩いている人達は何か対策をしているようには見えません。 習慣がないので当然だけど、みんなノーマスク。 1人だけ、マスクして医療用みたいなゴム手袋して万全な人見かけたけどアジア系の人でしたね。
あわよくば私はNYでマスク買って帰るつもりだったけど、街で誰もしてないのに薬局もスーパーもどこにもないんです。同じような考えのアジア人が買って帰ってたのかな。それからハンドサニタイザーもない。 最終日にやっと「Bath & Body Works」駆け込んで見つけたけど、その後売り切れたろうな…。
ちなみにこの4種類しかなかったので、それなりにみんな買った後だったんだと思います。
滞在中に気を付けていたこと
出発前に心配してたことに対しどう気を付けたかです。
・アジア人差別
感染よりもこっちの方が怖かったかもしれない。出発前に「ニューヨークでマスクしてた邦人が殴られた」なんてニュースも耳にしたもので。
実際は、私が仕事で関わった人や街で会う人、店員さんから差別的な嫌な思いをさせられることは全くなかったです。 むしろ抱いてたイメージよりも親日・親亜だった印象。
ただ、一人で地下鉄乗った時だけはホームや車内で大声出してるような人がいたらすぐに視界に入らない場所に移動するようにはしました。まぁこれはコロナ関係ないけど、こういうちょっとアレな人々って自分より弱い者とか気に入らないヤツとして認識された場合に理不尽に攻撃してくる可能性があるので。
・感染しないために
まだ感染者が少ない時期だったとはいえ、人が多くいる場所に行くので日本と同じように気を付けてはいました。特にノーマスクで過ごさなければいけなかったので、手洗いうがいは念入りに。
仕事をしていたのが主に展示会場のような大きな倉庫位の広さで多くの人が集まるところでした。 (人と人の距離はそんなに近づくことはない) トイレに行く際にはまず便座にアルコールスプレーを吹きかけて拭いて、念入りに手を洗いペーパーで拭いてから手にもアルコールスプレー。(これは機内でも)
使っていたのは以前サンフランシスコの「Trader Joe’s」で買ったコレ。手指用だけど、吹きかけることができるので物の消毒と兼用でいいかなと思って。
食事前にも手を洗いアルコールスプレー。
ホテルに戻ったら手を洗って日本から持って行ったうがい薬でガラガラ。が日課でした。
体温計も持って行って毎日測ってましたね。
帰国後の体調管理
帰国してから2週間は出国前よりは気を使ってたとは思いますが帰国する時には「NY郊外ではやばいけど市内はまだまだだな」くらいだったので、正直今(4月)よりは意識がゆるかったと思います。
ただ、毎日の検温は欠かさず37度を超えた日は仕事は休みました。(幸い1日で下がった)
後は実家に行く際にはマスクして両親とは同じ空間で食事しないようにし、物の受け渡しをする際はアルコール消毒してからにしました。
私自身帰国から2週間後体調の悪化はなく、更に2週間が経った今周りも体調不良はいないので一応NYでは感染してなかったとして良いかと思いますが、帰国してから仕事には毎日行ってたし何度か友達にも気を付けながらではあるけど会ったので、万一感染していたらと思うとゾッとします。
まとめ
と、思いつくままにツラツラと書いてしまいましたが以上がNY滞在に関してのことです。
結果的には何事もなかったけどラッキーだっただけで、帰国後とか「もっと気を付けるべきだった」と反省することも色々。それは今後に生かしていきたいと思います。
あんまり有益な記事でなくてスミマセン…
日本そしてニューヨークはじめ世界の状況が少しでも早く良くなるよう願うとともに、自分も最大限外出を控えて過ごします!
NYで食べた美味しかったものとかは、また時期が来たらUPしたいと思います。
では今回はこの辺で。