青春18きっぷで行く石岡看板建築巡りの後編です。
石岡駅と駅前通り
時系列は前後しますが、JR常磐線で到着し西口に出て振り返るとこの風景。
石岡駅の外壁には筑波山と霞ケ浦が描かれているのですね!
駅構内には滝平二郎さんのステンドグラスが設置されていました。
早速駅前通りを歩き出すと気になる看板。
洋風だけど源氏とはこれ如何に。
駅前通りにも古くからあるんだろうな~っていうお店が多かったのですが、シャッターが閉まっているところも多く寂しい雰囲気でした。
「石岡印刷」
この外壁の感じで瓦屋根がついているのが何か面白い。
こちらは「純喫茶マツ」
映画のロケ地にもなった昭和レトロの喫茶店で、ごはんもとっても美味しそう。
なのですが…
だいぶ長い間休業されているみたい。
こちらが再開したらまた石岡行きたいなぁ。
右は時計屋さん。淡いグリーンとアルファベットの屋号のフォントがかわいい。
お隣はいけばな教室だったようですが、だいぶ荒んでます。
金丸通り
中町通りから金丸通りに入ってすぐのところにすごい喫茶店があります。
大和田家貸店舗「四季」(登録有形文化財)
昭和5年頃に建てられた、木造2階建ての看板建築。
コリント様式風の柱頭飾りや屋根に立ち上げた煙突風の突起物など特異な造形で、当初から貸店舗として建てられた数少ない貴重な建物である。
(文化庁)
ここ道幅が狭くて、向かい側から撮っても私のカメラの画角に正面ショットが入りきらない(´・ω・`)
喫茶店ですが、こちら昭和初期に建てられた頃はお寿司屋さんが入っていたというから驚き。
現在はフードはなく、飲み物のみの提供になっているみたい。
めちゃくちゃ入りたかったけど、時間の都合で断念。
横から見るとこんな感じ。
ファサードと本体(?)のギャップがすごいです。
看板建築ってホントに面白いですね~。
四季のお向かいも良い建物。
看板は月泉堂と読めるような…現在は営業していなさそうですが何屋さんだったんでしょう。
中華料理「珍来」近辺
特に通りの名前がないみたいなので昼ごはん食べた珍来の近くでまとめてしまいます(^^;)
栗山呉服店店舗兼住宅(登録有形文化財)
昭和7年頃に建てられた、木造2階建ての商家建築。
2階正面のガラス戸の洒落た組子は、明治以降における日本建築の特徴をよく表している。
(文化庁)
全編にUPしたすがや化粧品店の向かいに伸びる路地にあります。
現在は、江戸文字・寄席文字のお店。
橘 吉也 – Kichiya Tachibana (tachibana-kichiya.com)
雨戸が閉まっていて2階正面のガラス戸の洒落た組子とやらは見れず。
お隣は八百屋さんですがこちらも古い建物でよい並びです。
こちらは珍来の並び。
荒れた廃店舗あり。
なんだこれは!?
ゴキゲンなパンダちゃん。
ハンバーガーショップかなんかだったのかな?
土橋通り
最後に、次の常磐線の時間に焦りながら慌てて向かった土橋通り。
中町通りの筑波銀行近くの信号から入っていく道です。
平松理容店店舗兼住宅(登録有形文化財)
昭和3年に建てられた理容店。
木造2階建ての看板建築。三和土に大鋸屑を混ぜた床は大変珍しい。
昭和4年の大火の前年に建てられ、アカンサスの葉の天蓋、理容鏡、流しなど、建築当初の姿がよく保たれている。
(文化庁)
大火より前に建てられて難を逃れた建物なんですね。
文化庁の説明を見ると、内部にも当初のものが状態良く残っているみたいなので見てみたいですねぇ。
近くの鳥獣店…いわゆるペットショップか。
こちらもかなり古そう。
シャッターは開いてるけど、さすがに営業している感じではないな。
石岡看板建築巡り総評
ランチの時間含めて1時間半くらいを取っていたのですが、短すぎました…
って毎回言ってる気がするけど今回もやってしまった。
この後水戸線に乗りついで日没までに下館と結城を街歩きしたかったので予定変更もできずで、どれも外観の写真撮るくらいしかできませんでした。
休業中のマツや四季はやはり一度入ってみたいし、今回行ったところのほかにこのエリアの看板建築を多く手掛けた土屋辰之助氏の自邸や彼が作った石岡小学校にあるすべり台も見たかった…
次回は後に予定を入れないで石岡メインでお邪魔します。
回って写真撮れれば満足と思っていたけど、それだけでは全然足りなかったです。はい。