埼玉県北本市にある「学校給食歴史館」
何をきっかけに知ったか忘れてしまったのですが、給食の歴史や昔の学校給食などのサンプルを展示している小さな資料館です。
行ってみたいと思いつつ、開館が平日のみというのがネックでなかなか行けなかったのですが、チャンスが訪れたので行ってきました♪
*2022年6月訪問の記録です。お出かけの際は最新情報をチェックしてくださいね。
アクセス
学校給食歴史館は、JR高崎線北本駅からバスで15分。
市内循環「川越観光バス」北本高校先回り「ワコーレ北本」下車です。
詳しくはコチラ: アクセス | 埼玉県学校給食会 (saigaku.or.jp)
埼玉県学校給食会という施設の一角にあるのですね。
門のところにこのような案内図があったのですが、到着した時には見落としてしまいどこから入るかウロウロしてしまった(^^;)
上の案内図の「倉庫」の右横の道を通って…
裏門から入ってしまいました(^^;)
こちらが入口。
こじんまりとした資料館です。
☆学校給食の歴史
早速、入ってみましょう。
入場は無料です。
靴をスリッパに履き替え、受付(名前や住所等記入)しました。
まずは給食の歴史を、サンプルと共に学びます。
他の見学者がいなかったので、館長さんが説明しながら一緒にざっと一周してくれました。
こちらが、初めての学校給食。
明治22年、山形のお寺のご住職が子供たちに出したのが始まりだそうです。
とんで昭和22年。トマトシチューと脱脂粉乳。
コッペパンにジャム、脱脂粉乳に揚げ物。
クジラの竜田揚げは、私も給食で食べたなぁ…
揚げパンにおでん(^^;)
合うんかな…
先割れスプーンも懐かしい…
これで、挿すのも掬うのもこなすのよね。
昭和44年にもなると、洋風で統一された統一性のあるメニューになってる。
パンにグラタンにエビサラダ!
私のところ、こんな美味しそうなの出たかなぁ(笑)
こちらも凝っていますね。
ビビンバ、スープ、キムチなどなど。
麦ごはんはよく出ました。
ごはんの日が週2回あって、デフォルトでこれだった。
ちらし寿司の日は酢飯(白米のみ)になるんだよね…
バイキング給食なんて、食べたことなかったぞ(笑)
平成も終わりの方になると、メニューも食器もオサレだね。
歴史を学ぶのも楽しいですが、こういう食品サンプル見てるのも好きです。
ワールドカップ給食
2002年のサッカーや2019年のラグビーワールドカップの時には、世界の料理を給食として出す試みがあったみたい。
ラグビーユニのにゃおざね(ゆるキャラ)もいた。
ドイツ料理風。
スウェーデンにチュニジア。
おもしろい試みですね(^^)
その他の展示
その他、調理コンクールの展示。
歴代の給食用食器などなど。
私は小中ともに”アルマイト”の食器だったのですが、館長さんに言ったら驚いておられました。
埼玉県内でも地域によって食器もメニューもだいぶ違いそう…
ポリプロピレンにポリカーボネート。
強化磁器にポリエチレンナフタレート…
どれも馴染みがないなぁ(^^;)
こちらは、埼玉県産の食材を紹介しているコーナー。
”ナン”なんて給食に出たことないのはもちろん、存在も知らなかった小学校時代。
パンも今は色々あるんだね~。
パンケースも展示されていました。
ソフトめん懐かしい…。
ある時はラーメン、ある時はうどん…合わせる汁物によって役割が変わるんだよ(笑)
ほうとうやすいとんもありました。
なんか美味しそうな中華も。
カワイイミルクポットと牛さん。
その他図書コーナーもあり、小さな施設ながらじっくり見ようとすると結構時間がかかります。
「学校給食歴史館」の感想
展示資料が充実していて楽しかったです!
サンプル見てるだけでも面白いし、深く知ろうと思えばじっくりと説明や図書などで学べて良い施設でした。
平日のみ開館。駅から遠いしバスの本数少ないし、まわりについでに寄れるような所はないので「ちょっと行ってみよう」となるまでハードルが高いんですが、大人になって給食を懐かしみたい&食品サンプル好きな人にはおススメです。
ちなみに私は大宮の「鉄道博物館」とセットで行きました。
全然近くはないけど、この辺で合わせていけるような場所としては良いんじゃないかと。(高崎線及びバスの時間は予め調べていったほうが良いです)