2020年10月の「秋の乗り放題パス旅」、まずは水戸に到着し駅近くの東照宮を参拝しました。
水戸駅北口から東照宮へ
土曜の朝9時過ぎの水戸駅。
こちらは黄門様ご一行の像がある北口です。
ペデストリアンデッキを歩き、駅を背にして左手に降りる。
道路を左に進むと5分程で鳥居が現れます。
こちらから境内へ。
煌びやかな装飾
まずは立派な龍の手水がお出迎え。
何と立派な社殿。
まだ新しいのですね。
水戸東照宮の公式サイトによる「御由緒」によると
1621年 水戸初代藩主徳川頼房公が、父徳川家康公の御霊を祀るため建立
1936年 初代藩主頼房公が配祀される
1945年 国宝重要文化財に指定されていた社殿が空襲で焼失
1962年 社殿・境内整備完了
2011年 復興五十年に当たるこの年に社務所造営をするも東日本大震災で被災
2018年 大鳥居再建。 2021年には四百年祭に合わせ社殿・社務所・境内の復旧を終了する予定
こういった背景があって、幾度も再建されてきた社殿なんですね…。
(詳しくは公式サイトをご参照ください。→☆)
2020年はコレだし…。
来年四百年祭が滞りなく行われますように。
さて、細部を見ていきたいと思います。
門には徳川の家紋と共に、鯉、雀、虎が描かれていました。
一歩入ると鶯に梅も。
じっくり見入ってしまう美しい装飾です。
拝殿もまた素晴らしい。
華やかな色使いにウットリしますね。
朝9時過ぎでまだ人も少なく、じっくりと見ることができました。
(初詣なんかだとそんな訳にもいかないだろうし、人の少ない時に来れて良かった)
拝殿以外にも見どころが沢山
参拝を終えてから境内を一回りしてみると興味深いものが色々とありました。
カノン砲
水戸藩の”国を守る”心を復元したものなんですね。
埼玉で作られてここへやってきた。
これは何だ?
移動式の茶室ですって。
好きな風景を見ながら中で茶をたてられるというものでしょうか。
ユニークな発想。
他にも、時の鐘、稲荷神社、天満宮などがありました。
広い場所ではないのですが境内に色々と見どころがあり、駅からも近いので水戸駅での乗り継ぎ時間が長い時などにも来れそう。
私は何も参照せずに行ってしまったのですが、東照宮のウェブサイトなどを見てから訪れるとまた受ける感銘も違ってくると思います。
徳川家康の遺訓が心に沁みました。
人の一生は重荷を負て
遠き道をゆくが如し
いそぐべからず
不自由を常とおもへば不足なし
こころに望みおこらば、
困窮したる時を思い出すべし
堪忍は無事長久の基
いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知て
まくることしらざれば
害其身にいたる
おのれを責て人をせむるな
及ばざるは過たるよりまされり