タイ・ラオス間の国境越えでノンカーイとタナレーン間を走る国際列車を利用する人も多いと思うのですが、タナレーン駅はビエンチャン市街から離れておりトゥクトゥクで移動することになるかと。
私は2016年と2019年にビエンチャン市街地からタナレーン駅に移動したのですが、これが結構きつかった。
当日の記録
ビエンチャン市内の旅行エージェントなどで国際列車を手配すると、宿泊ホテルから駅までのトゥクトゥク送迎とセットになっています。
タナレーンからの国際列車の出発時刻は17:30ですが、ホテルピックアップは15:00。
かなり余裕をもった送迎時間ですが…
これは、数人の旅行者をピックアップするのに各所を回るのと、駅で出国の手続きがあるためですね。
当然のようにピッタリの時間には来ず、15:10頃ホテルにお迎えがあった後に、近所の旅行エージェントで一度停車して更に謎の待ち時間あり。時間無駄だろ…
謎の時間後、市内ホテルでモンゴル人のカップルをピックアップしてやっと出発です。
トゥクトゥクは軽トラを改造して荷台にベンチを取り付けているので、座り心地は悪い。
出発して間もなく、まだ市街地を脱する前に急にドスッと衝撃があり急停止…
ベンチから放り出され荷台にズササーっと滑り落ちる我々乗客3人…
トゥクトゥクが事故った…
原付のお姉さんと衝突したみたい。(-_-;)
そこから我々乗客そっちのけで何やら話し始めるドライバー。
おいおい、どうするのよ。列車間に合うんだろうね?
幸い、示談が成立したのか15分程で再度出発したけどなんか幸先不安だよ。
そのうち郊外の広い道路に出る。
この辺は全くスムーズで、外を見て写真を撮る余裕もあったのです。
牛いるな~とか思いながら。
ただ、この先舗装がされておらずボコボコの道に入っていきます。
そこからが本当の地獄…
ガタガタとした揺れがずっと、ずーーーっと続くのです。
写真や動画を取れない位の揺れで、本当に辛かった。
市街地にいる旅行者だけでなく郊外のローカルの家に他の乗客をピックアップしていたので狭い住宅地の道を入っていって道路脇の木が後部座席に入り込んできたり…
とにかく不快だし、酔い止めを飲んでいなかったら吐いていたと思う。
線路と踏切が見えて駅が近いとわかった時には、安心して涙が出そうでした。
16:30頃、タナレーン駅到着。
国境越える前にかなりグッタリしてしまいました。
今回は郊外で乗客ピックアップがあったので余計きつかったと思うのですが、2016年に同じように駅まで行った時もガタガタ道はきつかったしすごいスピード出したり歩道乗り上げたり運転がむちゃくちゃだったので、どっちにしろこのルートは試練の道かと。
枯渇との闘い at タナレーン
ビエンチャンでのピックアップ前ギリギリまで薬草サウナにいて、出発前にコンビニで買うはずだったお水を買う時間がなかったのですが移動中の暑さと不快感でかなりのどが渇いてしまいました。
タナレーン駅周辺は何もないのですが、中に売店があるのは知っていたので、あそこで買おう!と構内に入ったら売店休み!!!
脇にあるのは自販機ではなくただの冷蔵庫です。
鍵がかかっていて開きません(´;ω;`)
もしかしたら駅員に言えば開けて売ってくれたのかなぁ…?
そんなことまで頭が回らなくて、何かしらあるかもしれないと駅前を歩き出してしまった…
でも何もありませんでした。
住宅があるから何か食料品店とかもあるかな?と思って少し進んでみました。
途中ですれ違った人に飲み物を飲むポーズをして売店がないか尋ねると先の方を指さされたが…
更に行ってみても見えてこないので諦めて駅に戻りました。
更に枯渇しただけだった…(´;ω;`)
結局国境を越えてタイに入国し、ノンカーイ駅構内の売店で買うまで耐えるしかありませんでした…。
この時飲んだ水ほどうまいものはなかったね。
タナレーン駅に向かう際の注意
これからビエンチャン→タナレーン駅にトゥクトゥクで移動する人へのアドバイス
- 酔い止めは絶対飲んだほうが良い
- 飲料水は買ってから移動する
- 国際列車に乗ってみたい鉄道ファン以外はそもそもバスで国境越えの方がいいのでは
将来的には市街地に近い場所に新駅が開業しタナレーン駅まで行く必要はなくなるようですが、それまでの間はここに書いたことに気をつけつつ、ご安全に!