TRAVELOG 2
2020/04/27 SAT
ラウンジで眠れたような眠れないような時間を過ごし、午前7時10分の便でバンコクを目指す。
シンガポールの午前7時ってまだ薄暗いんですよ。
しかも天気悪いなぁ。小雨の中を出発です。
バンコクの天気はどうなんだろう?
バンコク到着時間は8時35分となっているけど、シンガポールとは1時間の時差があるので飛行時間は2時間半程度。
あっという間にバンコクの街が見えてきた。
三角屋根のお寺がいかにも「タイ」という感じがしてワクワクしてくる。
バンコクは2回目だけど前回は鉄道INバスOUTだったのでスワンナプーム空港は初めて。 なんでもイミグレにすごく時間がかかるらしく、優先レーンを通る為のサービスが旅行代理店で売られたりしているみたい。まあでも今回はお金を出してまで早く通ることもない(次に乗る列車の時間までは1日あるし)から、覚悟して普通に通ることにしました。
ところが思ったよりも全然混んでいなくて、入国審査まですぐにたどり着くことができた。
若干厄介だったのが、到着したその夜には列車でバンコクを出てしまうので入国カードの「宿泊ホテル」が空欄になってしまうこと。
絶対聞かれるだろうな…と思ったのでしっかり鉄道チケットを片手に用意して「どこに泊まるの?」と聞かれた際に「もう今夜の列車でバンコクを出てウボンに行き、ラオスを目指す」と伝えるとあっさりと通してもらえました。 ホッ。
バックパックを受け取り、ラッピングを外すのに苦労しながらも(ハサミは受託手荷物の中なので、ガッツリ切ることができなくて地道にラップを外していくしかない)無事に税関くぐって外へ~。
サワディ~カ、バンコク♪
スワンナプーム空港は電車の駅と直結しているので、バックパック背負ってエスカレーターを降りて地下へ。まずはタイ国鉄のフアランポーン駅に行きます!
ちなみに電車の駅と同じ階にいくつも両替所があるので、そこで1万円をタイバーツに交換しました。
タイ語は記号にしか見えないけど、駅や電車には必ず英語表記があるので安心だよ。
途中、マッカサンという駅で下車して隣接しているMRTのペップリー駅に移動。
マッカサン→ペップリーの乗換えは歩道橋通ったりしてちょっと遠いんだけど、英語表記のある案内板も出ててわかりやすいので問題ないと思う。
歩道橋から道路を見下ろすと、バンコク名物大渋滞が(^^;
MRTに乗ってしまえば、あとはフアランポーンで降りて国鉄の駅は地下通路通ってすぐ。
帰ってきました!大好きな国鉄フアランポーン駅!!
コンコースの人いきれ…懐かしい。
みんなこうして地べたに座って列車の発着を待っています。
さて、私はまず身軽になるために「Left Baggage」にバックパックを預けてしまおう。
身軽になったら、コンコース2階に上がって眠気覚ましのアイスコーヒーを。
ここでこの先の夜までの計画を練ったり明日の移動手段のおさらいなどをちょっとしたけど…
お昼一緒に食べる友達と合流する前にプラットホーム探検も行かなくては。
タイ国鉄の駅は改札がないので、そのままホームに入れます。
嗚呼!!!
これこれ、この光景よ。
ドーム型の美しい駅舎と往来するディーゼル列車。ずーっ
ん?
え!
「Eastern Oriental Express」!? マレー鉄道経由でバンコクとシンガポールを結ぶ高級列車ではないですか!
出会えるなんて思ってもみなかった!!
いつか乗ってみたいけど、フアランポーン駅に発着する間には無理だろうか…(´;ω;`)
(このフアランポーン駅は数年以内に駅としての役目を終えることが決定している)
そして客扱いがない隣のプラットホームにも何やら見覚えのある車両。
2016年チェンマイへの移動でお世話になったJR西日本の譲渡車両ですな。
奥の青い車両にはこんなプレートが。
これまだ運用されているのだろうか。
また乗れたらいいんだけどなぁ…。
とコーフンしているところへタイ人の友達V君からLINE電話がかかってきた!もうフアランポーン駅に迎えに来てるって(^^;
急いでコンコースまで戻って合流して、V君の奥さまGちゃんと3人でランチに行きました。
V君夫妻が連れて行ってくれたのはフアランポーンのお隣、サムヤン駅近くの「ソンブーンシーフード」
日本人にも人気みたいで、何組もいた。
このカニのカレー炒めみたいなのが、メッチャウマだった!
ご飯が進む進む。
こちらはスキャンピー。
他にも貝とか魚とか空心菜とか、おなかいっぱいごちそうになってしまった。
〆にカフェでクールダウン。
V君は昔々にブリスベンの語学学校で1ヶ月だけ一緒だっただけで、普段は特別連絡取ったりしないのだけど、2016年にバンコク来た時も今回もつきっきりで案内してくれて本当にありがたい。
「列車の時間までにお風呂に入りたいからこの後スパに行く予定」って言ったらタクシーで送ってくれた。
トンローの「Let’s Relax」てとこで結構遠かったし、ものすごい渋滞だったので申し訳なかったな…。
でもおかげでゆっくりお風呂に浸かって、明日の過酷であろう移動に備えることができた!
帰りはトンローまで送迎トゥクトゥクで行って、スカイトレインとMRT乗り継いでフアランポーンまでたどり着く。
フアランポーンから出発する前にやっておきたかったのが…
やっぱり沢木耕太郎よろしく、駅前食堂で食事。
(深夜特急2─半島・シンガポール─ (新潮文庫))
と思ったけども、ランチで食べ過ぎたせいでビールしか入らなかった。
でも駅舎を眺めながらのカンパイは格別だね。
ちょうど18時にフアランポーン駅に戻ったら国歌が流れるタイミングでした。

駅内の売店で水と虫よけスプレー買ったら、いよいよ8番線のウボンラチャタニ行に乗り込みます!
…ん?
お姉さんの恰好すごくないすか?
めっちゃめちゃスタイルいいけど、何でこれで列車移動しようと思ったんだろか。
何はともあれ乗り込みました二等寝台。
寝台ですがまだ座席状です。
ぼーっとしてたら売り子さんが回ってきて、何だかよくわからないけど買ってしまった。
豚肉のしょうゆ焼?みたいなのともち米。
これを袋からちょっとずつ出してかじるという。美味しかった。
ホントは食堂車行こうかな~と思っていたけど、がっつりミール食べるほどおなかも空いてなくて結局これで済ませてしまった。

そうそう、出発して間もなく係の人が座席を寝台にしてくれた。
個室感があって、すごく快適なタイ国鉄の寝台。

通路側にも窓側にもカーテンがあるので、着替えも問題なし。
ガタンゴトンといかにも「列車」な音と揺れはあるけど、疲れた身体には全く気にならない程度。
アユタヤあたりで20分位の遅れができていた。
さてウボンラチャタニにはどのくらいの遅れで到着するんだろうか…。