バリ島からフェリーでジャワ島に渡り、東から西へと鉄道で横断しました。
まず最初に乗った区間がバニュワンギからスラバヤです。
※2018年6月に乗車した際の情報です。現在は料金や車両の運用など変更されている可能性があります。
↑の地図が私がジャワ島横断した時に辿った線路。
バリ島からジャワ島に渡った日にバニュワンギで1泊し、翌日1日かけてバニュワンギからスラバヤ乗換でスラカルタまで到達しました。
乗車した列車
列車名 : Mutiara Timur Siang
バニュワンギ 9:00発 – スラバヤ 15:17着
この区間には夜行でスラバヤまで行く列車もある為、バリ島から上陸した夜に出発することも可能だったけどそれでは車窓を楽しむこともできないのでバニュワンギで1泊してから翌朝の列車で出発することにした!
そしてスラバヤでは今回は滞在せずすぐに乗換え、中部のスラカルタに夜到着するというまる1日を移動に充てることに。
切符の手配・料金
手配に関しては準備編に書いた通りで、Ticket.com というサイトで手配しました。
ただ、海外発行のクレジットカード使用の為決済段階で引っかかってしまいオンラインチャットでヘルプで「日本のカードが使えない」と訴えて承認してもらった感じ。 結局Ticket.comではこの日しか予約できなかった。
料金はエグゼクティブで IDR 214.500 (約1667円)
チケット価格自体はIDR200.000で、クレジットカードチャージとか諸々合計した値段がこれ。
バニュワンギバル駅
ジャワ島東端の駅、バニュワンギバル。
当日は1時間前に端末を使ってチェックインして乗車券を発行しなきゃいけないので8時前に到着するようにホテルからタクシーで向かいました。
駅前には売店やトイレがあります。
見てないけど、多分トイレは日本人女子には難しいタイプなのではないかな。でもこういう雰囲気良いよね。
ちなみに駅構内にも売店とトイレはありますが、そういえばトイレ利用しなかったので綺麗かどうかわかりません…。
駅の売店。
飲み物、カップラーメン、果物やお菓子などが売られています。
乗車手続き
駅に到着したらまずはチェックイン。
バニュワンギバルの「Check-in Counter」は改札左にありました。
大きな駅ではないのですぐ見つかると思います。
こちらにバウチャーのバーコードをかざすと、乗車券が出てきます。
いたって簡単。
ただしこの手続きを発車時刻1時間前までに済ませること。
1週間前からチェックインは可能なので、駅付近に数日滞在している場合は早めに済ませておいた方が良いでしょう。
改札から乗車まで
出発が近づくと改札がオープンします。 ホームで撮った写真の時計が8:25を指しているので、出発40分前位には開いてたのかな。
でも、スラバヤで乗り換えた時にはそんなに早くホームに入れなかった気がするので、駅によって変わるかも知れないです。
パスポートと乗車券を係員に渡し、スキャンしてもらったら改札完了。
ホームには兵隊さんがいるのでセキュリティ面は安心ですね。
プラットホームに入ると、ちょうど列車が入線してきました。
カッコイイ~~!
ディーゼル列車ってやっぱりたまらんよね。
この牽引車がすごいパワーで車両を引っ張っていくのです。
あ、車両には行先方向板がついているので、一応乗り込む前に列車間違えてないか確認しましょう。
バニュワンギバルならば西行のみで出発列車も限られるので間違えることはないと思いますが。
私が乗ったエグゼクティブの車両は結構前の方で…
列車がホームより長いので、途中の車両から乗り込んで車内を歩いて座席まで行くように指示されました。
うう、すごく見にくい写真だけど…座席の上に番号があるのでこれを見て着席します。
車内設備
エグゼクティブの座席はリクライニングシートでゆったりとしています。
同じクラスでも、車両によって微妙に座席が違うこともあるみたい。
昼間ですが、各席に小さな枕が用意されていました。(夜行ではブランケットもつく)
座席上の棚はある程度の大きさのスーツケースは収まります。ポーターに荷物を頼んだ場合は(そういえばバニュワンギバル駅にはポーターいなかったな)そのまま乗せてもらうのが良いけど、既にインドネシアに1週間以上いてスーツケースが激重の私は車両の後方にあるスペースに置きました。
各座席にテーブルが備わってます。
電源も2つあるので、お隣の人と1つずつ使える。
ちなみにトイレはスクワット式でした。
車内での食事
カートでお弁当を売るワゴンが回ってきます。
シートポケットに車内販売のメニューがあったけど、他に乗った車両ではないこともあったので必ずついてるとは限らないみたい。
メインのお弁当はお肉+ごはんかポテトみたいなの。
ほぼインドネシア語で書いてあるのでイマイチどんな味付けなのかわからない。
「Frozen Food」なんてのがあって、おそらく車内でチンして出すってことなんだろうけど何となく地雷な気がします。
翌年に乗ったタイ国鉄の新型車両のごはんが冷凍チンするタイプだったけどすごく不味かった。日本って冷凍食品めっちゃ美味しいけど他国はまずいことが多いんだよね…。
ドリンクはペットボトルの物や、ホットだとその場で紙コップにお湯注いでくれるんだと思う。 ポテチなんかもあるよ。
私は 「Nasi Ayam Gepuk」というのにしてみた。
シンプルだけど、こういうのでいいよ。
ナシ = ごはん
アヤム = 鶏
ゲプック = 甘辛い揚げ物(?不確か)
少し鶏がパサついてる感じがしたけど、まぁ美味しい。ごはんも、まだ炊いて間もない感じするし。 えびせんがシケないようにちゃんと個包装になっているのも良いよね。
車内エピソードと車窓の風景
朝9時発の6時間ほどの旅なので、外は暗くなることもなくずっと車窓が楽しめるのがこの列車の良いところ。
バニュワンギバル駅からしばらくはイジェン山と思われる山が車窓に見えていた。
ジャワ島鉄道の車窓の風景は田んぼが多い。
こんなに美しい棚田も見えたよ。
また違う田んぼではもう稲穂が首を垂れていたり。
面白い。
私は進行方向右の窓側に座っていたのだけど、途中反対側の車窓からも大きな山が見えてました。
でもこの区間に限ったらどっち側に座る方がいい景色とか、あんまり差はなかったような気がする。
色んなモスクが見られるのも楽しい。
それと、インドネシアって線路と人の距離が近いので線路端にいる色んな人を観察(っていう間もなく電車は通り過ぎてしまうのだけど)するのもおもしろかった。
この区間で気になったのは、スラバヤに差し掛かるあたりだったと思うけどいろんな国の国旗を掲げている地区があったのが謎。
上手く撮れなかったけど、他の国のもあった。
何なんだろう?謎は謎のままです。
バニュワンギバル出発時には全然人乗ってなかったけど次の駅でどっと乗ってきて、私のお隣には若いムスリム女性が座りました。
キャリーケースを棚に上げようとしているところに「手伝いましょうか?」と話しかけたことからぽつぽつと会話をするようになって、楽しい列車の旅になった。
バニュワンギ出身で里帰りしていたけど今旦那さんが住んでいるプロポリンゴまで行くと言ってたな。
彼女の方が先に降りるので、持っていた日本のお菓子をあげたらバニュワンギの名物だというバナナのお菓子をくれた。
Instagramのアカウント教え合ったりして、今でもつながってる。
こうして偶然の出会いから後々まで繋がっていくも旅の面白さだね。
彼女にもらったバナナのお菓子、あんまり美味しそうには見えないのだけど…(失礼)
これ何なんだろう?干したバナナを揚げているのかしら。
外がサクサクして中身は甘さが凝縮されていて、食べてみたら美味しかった!
ありがとう!
スラバヤ到着
列車はほぼ定刻でスラバヤに着きました。
私はここで乗り換えなのですが、乗り換えの場合でも全員一旦ホームから外に出ないといけません。そこで改めてチェックインと改札があります。
またスラバヤ→スラカルタの乗車記録でご紹介しますね!
動画をつくりましたのでこちらもぜひ!
関連記事