【秩父】人面石が1700石…!? 秩父珍石館は予想を超えた”迷”スポットだった!

さて、秩父に行くならば寄ってみたいスポットがあったのです。
その名も「秩父珍石館」
何となく頭の片隅に残っている、「中居正広のブラックバラエティ」に出てきた人面石って秩父の博物館のものだったような…。調べてみると今も見ることができるみたい。

レトロ街歩きを終えて行ってみました。

秩父珍石館を訪問

秩父珍石館は秩父鉄道影森駅から徒歩で10分程。
後述しますが私は西武秩父の方から30分位かけて歩いてきました(^^;

奥の白い建物が「秩父珍石館」

右は館長ご夫婦が営む「岸和田」という料亭です。料亭の塀にも石がズラリと並んでる…。

珍石館は管理される方が常駐している訳ではなく、人が来たら開けるようになっているようで「近くにいるので電話ください」といった貼り紙がしてありました。実際行った方のブログなどで予習してたので想定内です。電話をしてみると、「今行きますね~」と返答があり数分後に料亭の方からおじさんが出て来てくれました。この方が先代の館長の娘さんの旦那さんのようです。

入口で入場料400円を支払い、手指をシッカリと消毒。
もちろんマスクもして入場です。

珍石の歴史はおろか秩父の歴史も学べる

創設者であるお義父さんは亡くなってしまったそうですが、現在の館長ご夫婦が石を、いや遺志を受け継ぎ丁寧に管理&接客して下さいます。

私の当初のプランとしては「入場したらざっと中を見て人面石君の写真撮って、所要30分位かな?」と思っていたのですが、実に丁寧に説明をして下さいます。(しかも興味深い!)

昔々、秩父は海だったこと、武甲山の成立ち…
何故先代が珍石館を創設するに至ったか。海外の人にも人気…などなど。

武甲山。珍石館近くから綺麗に見えました。

1階部分ではそんな話を交えながら石の説明をしてくれます。
珍石館には1700を超える石があるそうですが、ほとんどは先代が近くの川(荒川)で拾ってきたものなんですって。

これは涙を流す石。

裏側から水を注ぐと、2つの目から流れてくるw
面白いな~。

なんでも一つのものを極めると文化になり、人を楽しませるものなんですね。
館内には多くのテレビ取材の記録がありましたよ。

2階には無数のコレクションが

次に2階部分に案内されますが、こちらではご自由にとのこと。
撮影もOKということですが、実際に見た時の「フフッ」という小さな楽しみがなくなるのでほんの少数だけここには載せます。

そうそう!
ほとんどが人面石なのですが、中にはこんなワビサビのある盆石風のものもありました。

こういうのもいいなぁ。

さて、お楽しみの人面石コーナーは思わずクスっと笑ってしまう”誰かに似てる”石がいっぱい。

懐かしの”きんさんぎんさん”

こっちなんて、今にもしゃべり出しそうな漫才コンビ

先代が名付けたものもあればお客さんがつけたものもあって、ちょっと微妙なのもあるけど。

よくこれ程まで人の顔に似た石を探してきたな~と感心です。

中には海外から届いた石も!

殿、こんなところにおられましたか…

そして奥に祀られておられるのが、ブラックバラエティで活躍した「人面石君」

目と口があって、輪郭もあって…面白いなぁ。
この石こそが、先代がコレクションを始めるきっかけになったものなんですって。

ああ、楽しかった。
たっぷり1時間ほど見学させて頂きました。
秩父観光の際には是非、こちらに寄られることをおススメしたい。
ただの石ころと思うなかれ。驚きと笑いがあふれてますよ~。

余談:西武秩父から歩いたら絶景スポットがあった

ここからはちょっと余談で、珍石館に行く前にいた御花畑から影森まで列車で行こうとしたら数少ない秩父鉄道の列車を1本逃してしまったので歩くことにしました。

本来上町通り(国道73号)を南下すればそんなに大変じゃないのですが、「せっかくだから裏道歩いてみようかな」という”邪”な考えで道を外れてみたら特に何もない住宅街だし遠回りだしでまさに邪道だったのですが途中で荒川を見下ろせる旧坂を通り、思わぬ絶景に出会いました。

紅葉ちょい手前という感じですが、いい景色!

後から思うと、「この荒川で先代は珍石探ししてたんだなぁ~」とニヤけちゃう。

アクセス情報

秩父珍石館
埼玉県秩父市上影森764−6
10:00 ~ 17:00 (火曜休み)
0494-24-7288
※私が訪問した時に参照した公式サイトが無くなっていました。
訪れる際には一度電話で確認してみたほうが良さそうです。

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