2020年「秋の乗り放題パスの旅」常陸大子から郡山まで移動。
大子が始発駅となっているので、2両編成の短い車両だけどゆっくり座れる。また、水郡線は「奥久慈清流ライン」という別名の通り車窓から久慈川の景色を見られるのもまた良いのです。
常陸大子駅出発前にしておきたいこと
駅周辺をブラブラして戻ってきたら駅そばを食べて、乗り遅れないように余裕を持ってホームに向かいます。
常陸大子駅は水戸と郡山を結ぶ水郡線の中継地的な役割なので設備もしっかりとした駅です。
トイレは上の写真の通り、改札には入らず駅舎に向かって右に進むとコンビニ(Yショップ)の奥にります。
まぁいわゆる普通の田舎の駅のトイレといった感じだけど、清潔でした。確か、ハンドソープがなかったような気がする。私は紙せっけんを持っていたのでそれを使いました。旅していると意外とハンドソープがないトイレも多いので、紙せっけんは感染症予防のため持ち歩くのがおススメ。
ちなみにYショップには普通の食料品や雑貨の他、お土産物もあるのでちょっと覗いているのも良いと思います。
駅前にはこんなSLもある!
C12型蒸気機関車というもので、この車両は昭和13年に製造されて九州で活躍した後に昭和42年~45年まで水郡線を走っていたそうです。
ロマンだね~。 常陸大子駅に降り立った際にはコチラも是非ご覧ください。
常陸大子から水郡線「郡山行」乗車
ここからは水郡線の終着駅、福島県の郡山まで乗り換えナシ。
14:36 常陸大子 - 16:25 郡山
というスケジュールです。
この当時は、台風19号の影響で一部不通になっていました。
来月、2021年3月27日より不通になっていた袋田~常陸大子間も復旧するそうです。
小さな改札を通ると1番線の水戸方面ホーム。
跨線橋を渡りお隣のホームに移動しましょう。
ココがまた良い雰囲気。
ポスターは今っぽいですが、昔のままの木の柱が温かみがあります。
会津鉄道 芦ノ牧温泉駅長のらぶ。
ちょうどお顔に枠が…(‘ω’)
階段を降りると2,3番線。
こちらから郡山方面の列車が出発します。
駅ホームと列車、線路、山。
余裕を持ってホームに入り、この景色も堪能したいところです。
最近では見かけることが少ない琺瑯の駅名標にも注目。
さて、郡山行の水郡線は2両編成、ボックスシートとロングシートが混在していました。
発車15分前くらいに乗車したのですが、2番乗りくらいでガラガラでした。
ボックスシートは4人掛けと、
2人掛けがあります。
この時点ではガラガラですが郡山までの間は思ったよりも乗降があるので、ゆったり4人掛けに座りたいところですが1人ならば2人掛けに座っておいた方が良いかも。
列車は久慈川に沿って走っていくのだけど、途中何度も鉄道橋を渡って久慈川と列車の位置関係が変わる。進行方向右でも左でも川は見れます。でもどちらかというと右側に座るのがおススメかな。
水郡線・常陸大子~郡山間の車窓
水郡線は別名「奥久慈清流ライン」と呼ばれるだけあって、車窓からの久慈川の眺めが素晴らしい。
この景色を見られるだけでも、遠回りして水郡線に乗る価値があるというもの。
10月の最終週で紅葉にはまだまだ早かったけど、もう数週間後には山も色づいていたのかな。
紅葉も良さそうだけど、夏の青々とした山と涼し気な川の流れも良いので夏の青春18きっぷの旅でこの路線を使うのも良い。
途中、矢祭山駅に到着する時に真っ赤な吊り橋が見えます。
こちらは「あゆのつり橋」といい、この先はハイキングコースになっているらしい。
時間に余裕のある旅ならば途中下車してみるのも良さそう。
駅で停車する際には遊びに来ていた人達が列車の写真を撮っていました。
途中の駅の駅舎も色々で面白い。
こちらは磐城石井駅
こちらは谷田川駅
終点・郡山到着
2時間弱の水郡線の旅も終わりが近づいてきました。
その後に宇都宮方面へ東北本線を乗り継いでいくことを考えると、手前の安積永盛で乗り換えても良いのだがここはそのまま乗車。
せっかくなので終点の郡山まで来ました。
水郡線ホームは東北本線ホームの端っこに位置しているので、東北本線に乗り換えるには降車したらひたすら前方へ。
16:28発の新白河行、3分の乗換え時間で問題なしでした。
(座れなかったけど)
貨物列車の「金太郎」が横を走っていきました。
水郡線水戸~郡山乗車しての感想
前回の水戸から常陸大子と合わせて、これで水郡線を始発から終着駅まで乗ったことになります。
列車の本数は少ない上に常陸大子での乗り継ぎ時間が長いですが、時間に余裕がある場合は車窓の景色も良いしのんびりと乗り鉄を楽しめる路線です。
遠回りにはなりますが、青春18きっぷで東京から仙台を目指すなんて言う場合も上野~水戸~郡山~仙台を経由してみるのも面白いですね。