ラオス・ビエンチャンからタイ・バンコクまでの移動。
国境を越えてタイに入国したら、ノンカーイからバンコクまでは寝てる間に着く寝台特急へ。
*2019年5月当時の記録となります。
現在は変更している点があるかもしれないのでご了承ください。
Contents
乗車した列車
列車番号 : No.26
特別特急 (Special Express)
ノンカーイ 19:40 – バンコク(フアランポーン) 翌06:00着
*現在長距離列車はフアランポーン駅ではなく新ターミナル駅のバンス―中央駅からの発着となっています。
ビエンチャン市街地からノンカーイまでの移動記録
ビエンチャン市街地からタナレーン駅までのトゥクトゥク
タナレーンからノンカーイの国際列車
ノンカーイ駅のファーストクラスラウンジと入線前の待ち時間
ノンカーイ駅では乗り継ぎ時間が2時間くらいあります。
いろんな列車が往来するので、まだまだ私が乗る寝台特急は入線してこない。
2016年に同じくここからバンコク行きに乗った時は、ラオスから到着した時には上の写真の列車が停車しているホームに寝台が既に入線していて荷物も置けるようになっていたんだけど…
そんなこともあろうかと下調べしておいたのが、ホーム上にひっそりとある一等車乗客用ラウンジ!
一等車両の乗客のみが使えるラウンジで、列車の発時間に合わせた短時間だけ開いてます。
と言っても誰かがチケットをチェックするわけでもなかったですけど。
簡素なラウンジ…というか応接室的な空間ではありますが、無料のお水が冷蔵庫に冷えてました!
頭がおかしくなるほど欲していた、水が!ここにはこんなに!!!
(ご参照: 【2019 タイ&ラオス】Day8-2: さよなラオス!最後の最後に待っていたのは枯渇との闘いであった )
インスタントコーヒーなんかも置いてありました。
涼しい室内でちょっとリフレッシュできた!
しかしここでは小休憩しただけで、往来する列車も見たかったので長居せずまたホームへ出たのでした。
ノンカーイ駅ホームで行きかう列車を眺める
前回は重いバックパックを既に入線していた寝台列車の席にチェーンで括り付けて身軽に辺りを徘徊しに行ったのですが、列車に荷物を置けないとなるとあちこち歩くこともできない…
寝台列車が入ってくるまで、ホームからの景色を眺めることにしました。
日が暮れていく…
あのピカピカの車両が私が乗る寝台特急だけど、一向に入線してくる気配はありません。
寝台以外にもいろいろなローカル列車が入ってくるので、ホームは人がいっぱい。
列車の入線の際にはちゃんと駅員さんが見回っています。
この低床ホーム、結構危ないんですよ。
日本の鉄道のような高床式のホームだと、落ちたらアブナイという心理が働いてそんなにギリギリまで行かないけど、線路にすぐに降りられるようなホームだとついついギリギリを歩いてしまい動く列車に近づきすぎてしまう。
だから駅員さんたちも入線時に乗客が近づきすぎないように目を光らせていました。
一等寝台個室でゆったり移動
結局、寝台が入線してきて乗り込めたのは結構発車時刻に近づいてからだったと思います。
今夜の根城、一等個室でございます。
うっかり写し忘れたけど、ここは一応2人用となっていて上段のベッドがあるんです。
個室を1人で使おうと思ったら上段・下段どちらもチケット買わないとダメなんだと思うけど、上段を誰も買わなかったみたいで1人で使えました。良かった…
他人一緒だったら相当キツイと思います。
個室は内側から鍵がかかるようになっている。
外側からはかけられないので、トイレや食堂車等に行く場合は貴重品は忘れず持って行くように。
2つの座席の中央部分をパタンと倒すとテーブルになっている。
窓側にも小さいテーブル。
そして乗車間もなくお水が配られました。
この小さいテーブルに小さいGがいて、しょっぱなでテンションがだいぶ下がりました。
出発してしばらくするとベッドメイキングされます。
カメラの画角の関係で広く写らず、室内設備の位置関係がわかりにくいですね…
今考えたらGoProで撮ったら良かったのか。
鏡と洗面台もあるので顔を洗ってスキンケアやらメイクが室内でできるのは嬉しいところ。
モニターの操作とか電源のパネル。
そう、一等個室にはこんな風にモニターが設置されているのです。
今どこを走っているのか、遅れているのか、何時に着くのかなども一目でわかるのはありがたい。
トイレとシャワーの使用状況もわかるのね。
一等個室は出てすぐのところにトイレがありました。
そういえばシャワー使わなかったし、チェックもしなかったな…
ビエンチャンで最後に薬草サウナでさっぱりしたはいいけど、その後の移動でだいぶ汗びっしょりになってたし使ったほうが良かったか。
でもね、この個室めっちゃ冷房効いてて寒いからシャワーで濡れたら風邪ひきそうよ。
新型寝台特急の食堂車 (行かなくていいです)
さて、不味いという噂の新型寝台特急の食堂車。
試しに行ってみよう。
一等個室から通路を歩き二等寝台を過ぎると食堂車!
空いています!(まずいから?)
メニューは豊富なのですが、注意したいのはこの車両内で調理するのでなく、いわゆる”レンジでチン”
スムージーなんかもあるらしい。
私はディナーセットの中から、酢鶏のセットをチョイスしました。
ちなみに210バーツ。
どうですか?美味しくなさそうでしょう?(笑)
メインとなるポークカレー(左)と酢鶏(右)
どっちもまずい。
何だろう、調味料入れてるのかな?って味付けだし、具材の食感も悪い。
作り置きの技術がないのか。
スープに至っては、まったく味がありません。
ごはんもまずい。
切っただけのはずなのにパイナップルもまずいよ!!
唯一食べられたのがこれかな。
個室まで持ち帰って食べたけど、チョコマフィンだけはマシでした。普通!
私は割とどんなものも美味しく食べられる方だし、イマイチと思ってもまずいと言わないんですけど、
ここの食事まずいです。
どんなもんか試しに、と思ったけど無駄なお金使っただけでした。残したし。
口直しにビエンチャンで買ったバゲットサンドイッチ食べたよ。
保冷バッグに入れていたとはいえ長時間持ち歩いてしまったので不安でしたが大丈夫だったし、めっちゃ美味しかった!
ちなみに2016年ハジャイ~バンコク間の旧型寝台の食堂(社内調理)で食べたのも酢鶏だった(笑)けど、写真はこちら。
酢鶏もカレーもスープもごはんも美味しかった…
旧型食堂車よ…カムバック…
バンコク・フアランポーン駅に到着
出発時点で真っ暗なので、途中駅の景色も楽しむことはできません。
バンコク到着前には明るくなってきていますが、旅の疲れで結構ギリギリまで寝てしまい到着寸前までバタバタと下車する準備してました(^^;)
何とか荷物をまとめ、フアランポーン駅に降り立つ!
カメラのレンズが曇ってしまうくらい、熱気と湿気でモワモワしたプラットホームです。
この列車の行き先表示&号車番号は電光でした。
列車の先頭です。
タイ発着ラオスの旅、お疲れさまでした!
ノンカーイ・バンコク新型寝台特急の感想
だいぶ時間が経ってしまい、今思い出そうとしても忘れている部分が多いのですが…
まず思うのは、快適ではあったけど何もかもピカピカで味気ないなぁということ。
ただ快適に過ごしたい為の寝台ならば「サンライズ出雲」とか乗ればいい訳で。
(私が)タイでの鉄道旅に求めるのって、もう日本では味わえなくなってしまった昭和の国鉄みたいな旅だからなぁ…
そういう感想になるのもわかってたのでバンコクからウボンは古い車両の快速にしたけど、改めて正解でした。
エアコンなしのローカルで長距離を移動するのはさすがにしんどいと思うけど、もし次回またタイ国鉄で旅ができたらなるべく新型特急じゃなくて旧型の車両がいいですね。
ちなみにもしまた新型車両に乗ったとしても、食堂車では絶対食べないです。
あれはほんと、バーツをドブに捨てるみたいなもんでした。
今は改善されたりしているのだろうか…
いずれにしてもまたタイ国鉄の旅はしたいと思っているけど、一つ残念なこととして、現在はあの素敵なフアランポーン駅からはもう長距離列車の発着がないこと。お隣のバンス―駅に機能移転してしまったんですね…
コロナのせいで最後に乗り納めするチャンスを逃してしまったのはとても残念ではありますが、そのうち新しくなったバンス―からの旅と現在のフアランポーン駅を見に行きたいと思います!